イスタンブールのベイリクドゥズで1匹の野良犬が瀕死状態の子犬をくわえて動物病院に運び、治療を求める姿が防犯カメラに映されました。
これはアドナン・カフヴェジ地区で1月13日に発生。母犬は状態の悪い子犬をくわえて動物病院の前に連れてきました。病院のスタッフが気付いて子犬を治療し、心拍が低下していたため集中治療を行いました。母犬はその間ずっと子犬の側を離れませんでした。治療を受けた子犬は母犬の母乳を飲むまでに回復し、現在も母犬とともに病院でケアを受けています。また、もう1匹の子犬も発見され、病院に引き取られました。現在は2匹の子犬は母犬と一緒に過ごし、母乳が足りない場合はミルクで補っています。
獣医師のバトゥラルプ・オーアン氏によると、この母犬は以前から近所で子犬を産み育てているのを知っていたものの、周囲の人々は干渉しすぎないようにしていたという。しかし、心配した動物愛護家たちが子犬の存在を確認しようとして、それを母犬が警戒して別の場所に移動させてしまいました。その後、子犬を見かけなくなったため、子犬は亡くなったと考え、母犬の避妊手術を行うことに。しかし、母犬が不在の間に子犬が瀕死状態となってしまい、手術後にそれに気付いた母犬は安全な場所だと判断した動物病院に子犬を連れてきました。
オーアン氏は、「彼らは今のところ元気です。動物を買わずに引き取り、命を救うことが大切です」と呼びかけました。
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